2023年9月1日（金）〜2023年9月3日（日）

このイベントは終了しました

　今年と同じ場所の町家物語館で、５年前、遊郭の題材を上演し、４年前、古民家として現代の題材を上演した。２年前に下宿として現代の題材を扱った。今回は、遊郭として近代の題材を扱った作品を上演する。

　遊郭建築である文化財を借景にして、近代の題材を扱った作品を行う。劇場でないところで、非日常の空間を利用して、観劇することで観客に文化財を体験してもらう。
　また、オンラインでの生配信を行う。

鯨椅子projectは「奈良」を基盤に手広く演劇制作者としての活動を行う向井徹が代表を務める団体です。「奈良」の観客に上質の芸術を鑑賞してもらう事を通じて、「奈良」の文化レベルを向上させることを目的としている。

　鯨椅子projectは劇場でない場所で演劇を地域振興に利活用することを９年前から継続して行っている。特に最近は大和郡山市に特化して、薬園八幡神社（平成26〜29年）・町家物語館（平成30年・令和元年・３年）・郡山城（令和2年）・箱本館紺屋（令和４年）と行っており、どれも好評であった。

　関西では定評のあるＯＭＳ戯曲賞大賞受賞者である、虚空旅団の高橋恵氏を作演出者に迎えて、日常的な会話の中から浮き彫りにする手法で、近代の題材でありながらも、現代の問題点をさりげなく描く。