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Interviewインタビュー

奈良での10年以上にわたる演奏活動を通じ、奈良を〝第二の故郷〞とも話すアルケミストの二人に、
奈良と「みん芸アート・ライブ」に対する想いを語っていただきました!

アルケミスト

ボーカル担当のこんやしょうたろうと、ピアノ担当の井尻慶太による音楽ユニット。1997年の結成以来、全国各地でのライブ活動や、大手企業のCMソングなども手がける実力派。学校での公演も精力的に行い、訪問した学校は300校を超える。ユニット名は、国際的なブームを起こした小説『アルケミスト 夢を旅した少年』が由来で、著者(パウロ・コエーリョ)からもその名を認められている。

「みん芸」ならではのステージを
客席と僕たちとみんなで一緒につくりたい!

全国でライブするお二人にとって、奈良の人たちはどのようにうつりますか?
僕たちの考える「関西的」なノリとは違い、しっとりしているというか……。
初めて郡山でライブしたとき、静かで「楽しんでくれているかな?」と心配しましたが、毎回顔を出して、喜んでくれる人も多くて。
「みん芸」が毎年行われて地域に根付いているのは、奈良の人たちが、懐の深さと気持ちの熱さを内に秘めているからなのでしょう。
今回はじめて開催される「みん芸アート・ライブ」に参加することをどう思いますか?
性別、年代、障がいの有無などの垣根をとることがコンセプトにあると思いますが、音楽自体がそういうものだと考えています。
オーケストラはいろんな楽器があるから豊かな響きが生まれます。それぞれの楽器に良し悪しはないんです。僕は生まれつき左手がないですが、それを売りにもせず隠しもせず僕たちは演奏してきました。
今回のライブは、今までの活動とリンクするような気がして、参加できることに感謝しています。
来場する方々に意気込みとメッセージをお願いします。
毎回僕たちのライブでは客席から3つのお題をいただいて、その場で歌を作って聞いていただくという「即興コーナー」を結成からずっとやっています。みん芸ならではのすてきな歌をみんなで作り上げることができればと思っています。
僕たちも今から楽しみにしていますので、みなさんも会場に来て、一緒に楽しみましょう!

生駒中学校吹奏楽部は県下屈指の強豪校。みん芸アート・ライブ出演に当たり、
指導員の山上隆弘先生、部長の川口真歩さん(3年)と木下怜奈さん(同)にお話しをうかがいました。

写真左から山上先生、川口さん、木下さん

生駒中学校 吹奏楽部

日本最大規模の吹奏楽コンクール「全日本吹奏楽コンクール」に過去16回出場し、金賞受賞12回を誇る強豪校(※成績は2023年度現在)。音楽性は幅広く、2024年2月に行われた第12回シンフォニックジャズ&ポップスコンテスト全国大会においても、中学生とは思えない圧巻の演奏を披露。高校生~一般のバンドが大半を占めるなか、最高賞の総合グランプリを獲得した。

その曲をその曲らしくがモットー
当日はみんなで楽しみましょう!

さまざまな系統のコンクールで優れた成績を収められています。生駒中の強みはどんなところでしょうか?
【山上・川口・木下】
「その曲をその曲らしく」というのが生駒中のモットー。クラシック、ポップス、ロック、ジャズなどジャンルに応じて、その曲らしさが出る演奏を心がけています。
山上先生は優れた指導者として知られています。独自の練習法はありますか?
【山上】
いい演奏は音作りから。管楽器奏者はアスリートと同じで、少しでも速く強く吹くためにはまず体を鍛える必要があります。そのため部では、脚の間にプラスチックの箱を挟んで練習しています。これにより体幹、インナーマッスル(深層筋)が鍛えられ、全身のパワーを楽器に伝えられるようになります。
山上先生の指導で特に印象に残っていることはありますか?
【川口・木下】
部内で「オレンジ精神」といわれていることがあります。冷蔵庫に残していたオレンジジュースが帰宅したら半分しか残っていない。そのとき「半分飲まれた」と怒るのではなく「半分残しておいてくれた」と考えるのが大事と先生は話されます。吹奏楽はみんなでやるもの。ポジティブ思考、プラス思考でいれば、チームワークもよくなって、いい演奏につながります。
最後にアート・ライブに来られる方に向けてひとこと。
【山上・川口・木下】
最後は全出演者と客席が一体になり、THEBOOMの『風になりたい』を演奏。歌って踊ってみんなで楽しみましょう!
とあるコンサートのリハーサルで熱の入った演奏を繰り広げる部員たち
練習で指揮する山上先生。「生徒は私を見ないでも演奏できる実力があるので、本番では型にはまらず、その曲を表す指揮をパントマイマー的に行っています」と話す